安楽寺へ
2011年 11月 11日
このアベックさん、人力車に乗ったままお話だけ聞いてたな
中に入らないの? もったいないなぁ
今は丁度、秋の特別公開があって 普段入れない本堂で
お寺の成り立ちやら丁寧な説明があって
仏様をまじかで拝むことができたんですよ。
「住蓮山 安楽寺」といって
法然の弟子だった、住蓮上人、安楽上人がここの奥にある鹿ケ谷に庵を
結んだのが始まりだそうです。
後鳥羽上皇に仕えていた女官、松虫姫、鈴虫姫姉妹は容姿端麗で教養も豊富
上皇に寵愛されていたけれど、虚飾に満ちた御所の生活に苦悩し、心の平安を求めて
出家を望むようになったそうです。
法然や住蓮、安楽上人の説法を聞いてさらにその気持ちは強くなり、
後鳥羽上皇が留守の間に夜中、御所を抜け出し出家、剃髪してしまったんだけど
上皇の怒り爆発!
これをひとつの理由に 上皇は念仏を弾圧し
住蓮上人を近江で打ち首、安楽上人は六条河原で打ち首
法然上人は讃岐に島流し、親鸞聖人は越後に流罪になったそうです。
住蓮、安楽両上人なきあと、荒廃した庵を 流罪地からもどった法然上人が復興されたそうです。
書院のほうでは 生け花展がありました。
なんでも、お寺は人の交流する場所であるとして 文化芸術の発信、援護をされています。
こちらが訊ねたことに、とても丁寧にお答えしていただいて
どうぞ、ごゆっくりしていってください。
と おっしゃられて、温かく迎え入れられたような気持ちがしました。
開かれた場所であろうととするのが 伝わってきました。
庭の前の板間に座り込んで しばらくボケーっとしてました。
春のさつきの頃はまた綺麗でしょうね。
昨年、客殿を新しくして 広いスペースで演奏会もしてるようです。
カフェのような 庭を眺めながらゆっくりお茶が飲めるようなスペースができていました。
こじんまりして 落ち着くお寺です。
紅葉の写真が安楽寺ホームページで出ています。
ご覧ください。
by kasumi_em
| 2011-11-11 00:16
| 京都