安楽寺へ

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このアベックさん、人力車に乗ったままお話だけ聞いてたな
中に入らないの? もったいないなぁ

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今は丁度、秋の特別公開があって 普段入れない本堂で
お寺の成り立ちやら丁寧な説明があって
仏様をまじかで拝むことができたんですよ。


「住蓮山 安楽寺」といって
法然の弟子だった、住蓮上人、安楽上人がここの奥にある鹿ケ谷に庵を
結んだのが始まりだそうです。
後鳥羽上皇に仕えていた女官、松虫姫、鈴虫姫姉妹は容姿端麗で教養も豊富
上皇に寵愛されていたけれど、虚飾に満ちた御所の生活に苦悩し、心の平安を求めて
出家を望むようになったそうです。
法然や住蓮、安楽上人の説法を聞いてさらにその気持ちは強くなり、
後鳥羽上皇が留守の間に夜中、御所を抜け出し出家、剃髪してしまったんだけど
上皇の怒り爆発!
これをひとつの理由に 上皇は念仏を弾圧し
住蓮上人を近江で打ち首、安楽上人は六条河原で打ち首
法然上人は讃岐に島流し、親鸞聖人は越後に流罪になったそうです。
住蓮、安楽両上人なきあと、荒廃した庵を 流罪地からもどった法然上人が復興されたそうです。

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書院のほうでは 生け花展がありました。
なんでも、お寺は人の交流する場所であるとして 文化芸術の発信、援護をされています。
こちらが訊ねたことに、とても丁寧にお答えしていただいて
どうぞ、ごゆっくりしていってください。
と おっしゃられて、温かく迎え入れられたような気持ちがしました。
開かれた場所であろうととするのが 伝わってきました。

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庭の前の板間に座り込んで しばらくボケーっとしてました。
春のさつきの頃はまた綺麗でしょうね。

昨年、客殿を新しくして 広いスペースで演奏会もしてるようです。
カフェのような 庭を眺めながらゆっくりお茶が飲めるようなスペースができていました。
こじんまりして 落ち着くお寺です。
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紅葉の写真が安楽寺ホームページで出ています。
ご覧ください。
by kasumi_em | 2011-11-11 00:16 | 京都

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by かすみ