ランチと 夏椿

友達のお誕生日だったので ランチに行ってきました。
今回も我が家から遠い 嵐山方面です。

嵯峨野駅近くの 古い料理旅館だったところ
昔は材木商の旦那衆が集う老舗だったとか、おかみさんに寄ると、4年前からは建物も古くなってお料理だけになったそうです。
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暖簾をくぐると 入口まで長い石畳が
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打水が爽やかです。



お庭の見える8畳間に席を用意してくれてました。
華美でもなく 落ち着く感じでした。

前日に予約した時に、何かお祝い事ですか?と尋ねられたので
友人のお誕生日なんですと伝えておいたところ
「寿」の箸袋が用意されてました。

お料理の初めに お誕生日おめでとうございます!と お赤飯をご用意していただいて
心遣いに感激でした。

お料理はどれも手間をかけたもので 美味しかったです。
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茄子の田楽をいただいて これに 白ご飯があると最高やね!
なんて・・・・

おかみさんに お願いしたら 快く持ってきていただき
サービスの行き届いたお店だなあ~って感心しました。


鯉の煮たのも番茶や出汁で20時間も炊いてあって 臭みも全然なくて
骨まで食べられました。
お乳の出がよくなると買い求められる人もあるとか。

新生姜の炊き込みご飯、 生麩のすまし汁、 デザートのコーヒーゼリーも
どれも美味しくて 満腹になりました。


食後、
今の時期に咲く花 「夏椿」 別名「紗羅」の花が見たくて
妙心寺の塔頭、東林院へ行こうかな、と考えていたんですが
一昨年だったかに
「そうだ! 京都へ行こう」で取り上げられてから
すごい人出らしいので、しかも抹茶付きで拝観料が¥1580もするらしく

ネットで調べたら
食事をした場所から 歩いて数分の「鹿王院、ろくおういん」 にも夏椿の木があるらしく
そこへ伺いました。

足利義満がまだ24歳の頃に建立したそうです。
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文字は義満本人のものらしいです。

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静かでしょう~
もみじの青葉が清々しい
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遠く、左奥手に紗羅の木が
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回廊をぐるっと回って 堂の裏手にまわると
割合近くに見えました。
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一日しか花は咲かなくて 夕にはぽとりと落ちるそうです。
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お釈迦様が入滅された時に咲いたとかいう 沙羅双樹に似てるそうです。
遠目で花がよく分からないので 昨年にマンションで咲いていた画像が↓です。
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吹く風が気持ちよかったです。

堂の中の重要文化財の涅槃図や狩野だれがしの羅漢さんの絵も自由に見れるんです。
びっくりしました。

拝観料は¥400
人も少なくてここも穴場です。
by kasumi_em | 2013-06-23 00:20 | 京都

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by かすみ