かやぶきコンサート

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京都駅から JRで1時間ほど北に行ったとこにある のどかな里 丹波の日吉町。
胡麻駅で下りて コスモスや彼岸花の咲く 田んぼ道を1kmほど行ったところ 

ピアニストである ザイラー夫妻の ‘かやぶき音楽堂‘があります。
          ↓ これはご自宅
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           ↓ 音楽堂
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京都を拠点に 世界的に活動されている  ご夫妻ですが
20年前に 福井にあった古い禅寺の本堂を移築して 中を取り払って120畳の音楽堂として
再利用し 萱葺き家屋に農業もしながら暮らしています。

今年、20年振りに 屋根を葺き替えたそうです。

音楽堂は屋根が高くて 3階まで 観客が入れるように なっていて 
昔の芝居小屋のようで かつ のびのびした空間が広がっています。

正面は 3m高さはあろうかという 一面のガラス窓 向こうには 
竹林や ススキなどが風に揺れて ほんとに気持ち良かったです。
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横は 一方は障子   もう一方は古い ガラス窓
天井には太い黒々とした 立派な梁が張りめぐらされてます。

この開放的で 心やすらぐ空間で ご夫婦の息のあった 連弾を聞いていると
気持ちよくって 別の世界に連れて行かれそうでした。(笑)
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また ドイツ人のご主人が 1曲ごとに ユーモアあふれる 曲目と説明をしてくださいました。
笑顔のかわいい奥さまとのコンビネーション。 ご主人が日本語にちょっと戸惑うと
すかさず後ろからホローしてました。


全16曲の合間の 休憩には 手作りのケーキと ハーブティー
それに 米の発泡酒も振舞われました。これは酒造会社の提供ですね。


田んぼで お米も作っていらっしゃって 帰りには 新米のおにぎりをいただきました。

スタッフやお手伝いの方がいらっしゃいますが 
1回の演奏会に300人もこられて 
3,4、10、11日に8回 コンサートをすることを思えば 大変なことだと察します。
これは もう20年も続いているんだそうです。

ご縁をとても 大切にされているようで 
大勢の仲間と田植えしたり 地域と連携したり いつも楽しい企画を考えられて

有名になって忙しくても 原点を忘れない 立派な人だなぁって思いました。


帰りは 美山の ‘かやぶきの里‘に寄ろうかと 
やっぱり自転車 (ロードバイク) で来ていた 若いアベック? ご夫婦? に尋ねたら
ここから35kmはあるだろうということで  今回はあきらめて

胡麻駅より4駅先の 園部まで 自転車で走りました。
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by kasumi_em | 2009-10-03 23:56 | 映画・コンサート・美術鑑賞

日々の出来事や感じたことを書いていきます。


by かすみ